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情報活用試験:級別の学習のポイントと指導のヒント

情報活用試験とは 学習のポイント 指導のヒント

情報活用試験は、ITリテラシーの基礎から応用までを体系的に学べる資格です。本コラムでは、各級の特徴と学習のポイント・指導のヒントを分かりやすくまとめました。

情報活用試験とは

情報活用試験はパソコン等を利用し情報を利用・活用する能力を総合的に評価する試験です。
3級、2級、1級の構成で「情報セキュリティ」の範囲もすべての級で出題範囲に加えています。
情報系国家試験のITパスポート試験や基本情報技術者試験を目指す方の基礎固めにも適しています。

3級…情報活用の基礎を幅広く学ぶ入門レベル。パソコンやインターネットの基礎を中心に学習します。
2級…ビジネス実務に必要な情報活用力を身につける中級レベル。経営戦略やクラウドなど実務に沿った内容や、表計算ソフトの利用も学びます。
1級…組織で情報を活用し、判断・指導できる上級レベル。データ分析・ネットワーク・セキュリティを深く学びます。

3級の特徴、学習のポイント・指導のヒント

想定レベル

情報を学び始めた人、基礎知識を固めたい人

出題範囲

  • 情報表現と処理手順
  • パソコンの基礎
  • インターネットの基礎
  • インターネットの利用
  • 情報機器の基本操作
  • 情報社会とコンピュータ
  • 情報モラル

学習のポイントと指導のヒント

  • 情報表現と処理手順
    デジタル/アナログ変換を2進数ベースで学習しておきましょう。ブレーンストーミングやバズセッションなどの問題発見の技法を理解しておきましょう。
    指導のヒント:日常的なテーマでグループワークをすると効果的
  • パソコンの基礎
    パソコンと周辺機器のカタログに記載されている用語(メモリの容量/解像度/周波数/プリンタの種類など)を理解しておきましょう。
  • インターネットの基礎
    LANの構成(ルータ/スイッチングハブ/リピータハブ/無線LAN/IPアドレス/MACアドレスなど)を理解しておきましょう。
  • インターネットの利用
    各種サーバ(DNS/DHCP/プロキシなど)の役割を理解しておきましょう。電子メールやWebサイトの仕組みや利用方法も学習しておきましょう。
  • 情報機器の基本操作
    GU(ファンクションキー/CTRLキー/SHIFTキーなど)の使い方を学習しておくとよいでしょう。
  • 情報社会とコンピュータ
    身近なコンピュータシステム(POS/GPS/ETC/エスクローサービス/バーチャルモールなど)を学習しておきましょう。
  • 情報モラル
    著作権やネチケットを学習しておきましょう。
    指導のヒント:身近な例を挙げ、正誤をグループで検討すると効果的

2級の特徴、学習のポイント・指導のヒント

想定レベル

ビジネスで情報を利用し始めた人

出題範囲

  • 経営戦略とシステム戦略
  • プロジェクトマネジメント
  • インターネットの基礎
  • データ構造と情報表現
  • 問題解決処理手順
  • パソコンの基礎
  • インターネットの基礎(情報セキュリティも含む)
  • アプリケーションソフト

学習のポイントと指導のヒント

  • 経営戦略とシステム戦略
    分析技法(SWOT/BSC/PPM/4Pなど)を理解し、経営戦略(差別化/ニッチ/コアコンピタンスなど)を理解して使い分けられるように学習しましょう。
  • プロジェクトマネジメント
    PERT図を利用し、クリティカルパスや最少所要日数を計算できるようにしておきましょう。
    また、ファンクションポイント法でソフトウェア規模を計算できるようにしておくのも大切です。
  • データ構造と情報表現
    データ構造(リスト/スタック/キュー)で、データの格納、取り出し、削除、追加処理を学習しておきましょう。
  • 問題解決処理手順
    デシジョンテーブルやフローチャートの作成方法を理解しておきましょう。
    指導のヒント:身近なテーマで作成すると理解が深まる
  • パソコンの基礎
    ユーザインタフェース(FRID/HDMI/NFCなど)を理解しておきましょう。さらに、パソコンで使用される入出力装置の特徴も学習しておきます。
  • インターネットの基礎
    クラウド利用(SaaS/PaaS/IaaS/ホスティング/ハウジングなど)を理解しておきましょう。
    指導のヒント:セキュリティでは、サイバー攻撃の種類とその対策も合わせて提示すると効果的
  • アプリケーションソフト(表計算)
    基本的な集計関数や検索・参照関数を利用したデータ集計ができるようにしておきましょう。
  • 1級の特徴、学習のポイント・指導のヒント

    想定レベル

    ビジネスで情報を活用し、ユーザ部門でリーダーとなる人

    出題範囲

    • 情報と情報の利用
    • パソコンを利用したシステム
    • ネットワークの利用
    • 情報ネットワーク社会への対応
    • 情報セキュリティ
    • 表計算ソフトを利用した問題解決

    学習のポイントと指導のヒント

    • 情報と情報の利用
      QC7つの道具を利用したデータの整理と決定表を利用した処理の整理の仕方を学習しておきましょう。
    • パソコンを利用したシステム
      OSの機能やメモリ(SSD/DRAM/SRAMなど)の特徴とキャッシュメモリを利用した時の平均アクセスタイムの計算ができるようにしておきましょう。
    • ネットワークの利用
      LAN内のインタフェース、無線LANの構成などを理解し、サブネットマスクを利用したIPアドレスの設定方法も学習しておきましょう。
      指導のヒント:複数のLANの構成を用いて、サブネットマスクとIPアドレスの関係を繰り返し演習すると効果的
    • 情報ネットワーク社会への対応
      クラウドサービス(SaaS/PaaS/IaaS/ホスティング/ハウジング)を理解しておきましょう。また、DXや生成AIなどの動向にも注目しておきましょう。
    • 情報セキュリティ
      サイバー攻撃(DNSキャッシュポイズニング/SQLインジェクション/ランサムウェア/ボット攻撃/DDoSなど)とその対策について学習しておきましょう。また、暗号化方式(公開鍵/共通鍵など)も学習しておきましょう。
      指導のヒント:送受信する際の鍵の使い方をおさえると効果的
    • 表計算ソフトを利用した問題解決
      基本的な集計関数や検索・参照関数を利用したデータ集計に加えて、簡単なデータ解析(情報の傾向をデータ化)ができるようにしておきましょう。
    • まとめ

      各級の特徴と学習ポイントを理解し、自分に合った方法で効果的に学習を進めていきましょう。
      合格に向けて、計画的な学習をぜひ始めてみてください。

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      文責 情報検定(J検) 作問委員会

      試験問題の作成・監修を行う専門チームです。出題内容の正確性や公平性、教育的妥当性を確保するため、分野の有識者や教育関係者が参画しています。

      2026.05.19